子供のころ恐れていた水疱瘡。
結局、子供時代には水疱瘡にかからず、無事に成長すること30代後半。
冬の時期、その時は突然訪れました。
おへその近くにできたニキビのような小さな水疱が始まりでした。
そこでここでは、大人の水疱瘡にかかるという経験をした私が、大人の水疱瘡の症状、発症期間、発症後に処方された飲み薬と塗り薬カチリの効果、使い方などについてまとめてみました。
この記事が、大人の水疱瘡を患って悩んでおられる方のお役に立てれば幸いです。
水疱瘡発症まではこちらに書いてますので、よかったから見て下さいね。
30代後半で水疱瘡にかかる悲劇。ニキビ?こんなところにプツっと小さな水疱ができた。
ニキビだからすぐ治ると思っていた水疱。まさか水疱瘡の始まりだなんて。週末に出てきた症状。
これが大人の水疱瘡の症状。39度以上の熱と顔と体に無数の帯状疱疹はえげつない膿疱に。
スポンサードリンク
大人の水疱瘡の潜伏期間と症状
子供時代にかかるべき病気の1つ水疱瘡。
水疱瘡は、子供時代にかかっていても、まれに大人になってかかる場合があります。
その場合は、1度かかっているので体の中にはすでに抗体ができています。
よって、症状は軽くすむと言われています。
子供時代に1度も水疱瘡にかからず成長し大人になってからかかると、症状はひどく、重症化します。
脳内や眼球に水疱瘡ができてしまうと、入院したりするケースもあるそうです。
ただし、大人になってから水疱瘡の予防接種を事前に打っておけば、仮にかかったとしても重症化は防げます。
予防接種については別記事で説明したいと思います。
水疱瘡の潜伏期間
水疱瘡の発症は、原因となる水痘や帯状疱疹ウイルスが体内に入ってから、皮膚の表面に症状がでてくるまでに約2週間です。
私の場合も思い起こせば、2週間程の潜伏期間だったと思います。
水疱瘡の発症2週間前は、年末年始で新幹線で東京へ遊びに行っていました。
帰りの新幹線には、子供たちが多数乗車していたんですね。
水疱瘡は空気感染するので、おそらくここで感染したのではないかと思っています。
その時、私には水疱瘡の抗体がないということと、免疫力が低下していたのでしょうね。
水疱瘡の初期症状
頭痛や体のだるさや37度程度の微熱から始まり、発熱と同時に水疱や発疹が増えていきます。
これに対して病院で処方されたお薬は、名前は忘れてしまいましたが、抗ヘルペスウイルス薬だったと思います。
私の場合、おへそ近くにできたニキビのような小さな水疱ができ始め、赤い蕁麻疹のような発疹が出始めた3日目は、体のだるさはでていましたが、発熱もまだしていませんでした。この時点でもまだ水ぶくれにはなっていませんでした。
ニキビのような小さな水疱ができた翌日に病院へ行っていたら、重症化は防げていたかもしれません。
水疱瘡の重症ピーク症状
子供と大人ではここが違います。
水疱瘡の発疹と水疱は、発熱と同時に現れて来ます。熱も37度以上に上昇します。
この熱の上昇とともに、発疹が増えて広がり、水ぶくれとなって水疱になっていきます。
その後、水疱がかさぶたになって剥がれおちます。
私の場合は、とにかく、出来た数がすごかったのと、水ぶくれというよりは膿も混ざり、水疱は黄色く膨れ上がっていて、ほんと汚くて気持ち悪かったです。
この発疹や水疱の上に、塗り薬と処方されたカチリを塗っていました。
一番高熱時で、39.8度発熱しました。常に39度前後は発熱していましたが、夜間だけでした。熱と一緒に水疱が増えるので、寝ている間に掻いてしまわないようにコットンの手袋をはめて寝たり、背中にできている水疱がつぶれないように、横向きに寝ていました。
朝方や昼間には37度台まで下がっていました。
喉にも発疹や水疱ができていたようで、唾を飲み込むだけでも痛くて、発熱で水が飲みたくても大変でした。
絶食はしてませんでしたが、おかゆやゼリーなど喉に優しい食べやすい食事と取っていました。
水疱瘡の発症期間
発熱とともに発疹や水疱がでる状態は、約3~5日間続き、徐々に水疱がかさぶたに変わって治癒していきます。
私の場合は、丸っと5日間、夜間の就眠中に高熱になり、体にどんどん発疹や水疱ができていました。
5日を過ぎると、熱は平熱に戻りますし、発疹や水疱も新たにできることはなくなるので、かさぶたになって治っていくのを待つしかありません。
大人の水疱瘡に処方される飲み薬と塗り薬
水疱瘡は、自然治癒する病気ですが、大人になってかかると重症化する場合があるので、それを防ぐために薬が処方されます。
水疱瘡の治療薬として飲み薬
- ゾビラックス顆粒
- バルトレックス顆粒
抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬です。水疱瘡の水ぶくれの広がるのを抑えてくれ、どちらも同じ効果を発揮します。
服用期間は、赤い発疹が出始めてから2~3日以内に飲み始め、水疱がかさぶたに変わってきても、飲みきった方が良いそうです。
私が処方された飲み薬は錠剤でした。名前は忘れてしまったのですが。
私が飲み始めたのが本格的に発症し始めていた3日目だったので、薬の効果が100%得られるか怪しい時期だったようです。
水疱は膿疱になってひどかったですが、ただ飲み始めてからはそれまでできていなかった場所に発疹はできず広がらなかったので、薬の効果があったように思います。
水疱瘡の治療薬としての塗り薬
カチリという塗り薬が処方されます。白色のクレイのようなクリーム状の塗り薬です。
カチリの作用としては、
- かゆみを抑える
- 患部を消毒する
- 患部を保護する
この3つの働きがあります。
ブツブツにできた水疱の上に直接麺棒で塗っていきます。
水疱の上で固まるまでに少し時間がかかります。
水疱にはウイルスがたくさん存在しているので、破れた水疱の液が皮膚につくと感染する可能性があるので、カチリをしっかり塗ることをお勧めします。
カチリは、水疱がかさぶたになれば一緒い剥がれ落ちますし、カチリそのものも剥がれますので、水疱があるうちは小まめに塗った方が良いです。
私の場合は、顔、首、体、背中、頭髪の中に発症したので、家族にも手伝ってもらってカチリを塗っていましたが、痒み防止とグジュグジュ水疱が破れるのを防いでくれたので、一部を除いてお肌もきれいに回復しました。
大人の水疱瘡にかかった時の気付いた点と注意点まとめ
大人になってからの水疱瘡は重症化します。
特にお肌にトラブルを残すこともありますので、感染中は注意しましょう。
写真は、水疱瘡発症後1カ月の私のお肌の状態です。
額とこめかみには、3個ほど大きな穴が開いています。月面のクレーターと同じようにえぐれています。
しっかりカチリは塗って下さいね。
- 冬場の時期など水疱瘡が流行っている時に幼児などに接触した場合に、自分の体にニキビのようは吹き出物や発疹・蕁麻疹のような赤い斑点ができたら、すぐに内科か皮膚科を受診しましょう。
水疱瘡の予防接種は、感染72時間以内であれば、80%の確率で効果があるとされています。
- 発症中の入浴と洗顔は、石鹸は使ってはいけません。水疱が破れるといけないので、ゴシゴシこすって洗ってはいけません。
- 大人の水疱瘡は治癒しても、ウイルスが体に残っているので、帯状疱疹を発症する場合があるので、注意しましょう。
- 水疱にはカチリをしっかり塗って、肌を保護しかゆみを防ぎましょう。これを怠ると、水疱瘡が治っても、お肌にクレーター跡が残ったり、傷跡がシミになったりします。注意しましょう。
- 水疱瘡の跡のお肌は、傷跡やお肌の再生中でお肌の状態が安定していません。この不安定なお肌の状態の時に、水疱の跡に病院で処方された薬以外を塗ったり、貼ったりすると、クレーターになったり、治りが悪くなりますので、自然治癒力と処方された薬を信じて治療しましょう。
画像でもわかるように、水疱瘡はこうやって皮膚に容赦なく穴をあけ、クレーター跡として残る場合があります。
私は結局、顔にはクレーターのまま残ってしまったのは1か所ありますが、大きなクレーターは今では皮膚が埋まってほぼ平らになっています。
この水疱瘡をきっかけに友人に勧められた化粧品を使うようになり、お肌の調子がよくなりました。
その化粧品についてはの情報は別記事でご紹介します。
水疱瘡にかかったらお風呂は?仕事は?の記事はこちら
これまで読んでいただいてありがとうございました。
スポンサードリンク